CHEZ VOUS EN FRANCE ほんとうのフランスがわかる本
先日来たお客様がお持ちで、私もちゃんと読みたかったので、買ってみました。
フランス人が書いています。
「フランス人とは?」、「ファッションとクチュール」、「フランス語」、「経済から見たフランス」、「ヨーロッパの中のフランス」、「フランスの教育」、「フランスで働く、留学する」などなど、すべて挙げられないほどかなり幅広い内容になっています。
それと、著名人がフランスについて述べた「名言」みたいなものも載っています。
読んでみると、私の勝手な感想ですが、なんだかちょっと物足りない感が。
フランス人が書いているからなのか。フランスがいいようにしか書かれていない。
これはフランス共和国のロゴ。
公的な性格を持つフランス共和国の文書には必ず印刷されている、フランス共和国のロゴが、この本の表紙になぜか印刷されています。
この本は、フランス政府お墨付きの、フランスを知るための本なのでしょうか。
だったら、いいようにしか書いてあるわけないか
日本人目線でも書かれていないので、日本人が聞いたら、「面白い!」と思うようなフランスの話が書かれているわけでもありません。
でも、これからフランスに住もうと思っている人には、住居の探し方や、働き方などにも触れられているので、貴重な一冊となるかも。
私が本の中で、「あるある!」と思ったのは
「思いきってフランス語を話せば、それはフランス人には、あなたが『フランスに関心を持っていて、相手の文化に歩みよるしるし』と映るので、歓迎されるはずだ」
ほんと、そうよね~~。フランスに住むなら、下手でもフランス語を話すことがものすごく重要なんだと本当に思います。
フランス語話さないと、一生フランス人の輪の中には入れてもらえないだろうなぁ、と。そうすると、異国で、いざとなったときに助けてくれるようなご近所さんも、友人もできなくなってしまうんですよね。
ニコラは日本に来たばかりのころ、「コンニチハ、ハジメマシテ、ニコラデス」だけ覚えて、それを言うと、「すご~~~い、日本語話せるの?!」なんて、話せるレベルとは程遠いのに、言われてましたし、今は日本語を話すと、お客様にも「日本語話すの?」なんて驚かれますが、
私はフランスで、フランス人にフランス語で自己紹介したくらいで、フランス語話せるの?なんて言われたこともなければ、フランス語を話して、驚かれたこともありません。フランス人であろうが、外国人であろうが、フランスにいる者がフランス語を話すことは、ごく当たり前のことなのでしょう。
まぁ、フランス語話せないからフランスでの生活に苦労するかもっていう心配は今はご無用かもしれません。
サルコジさんが大統領になってから、3か月以上フランスに住むには、「フランス語習得義務」と「フランス共和国的価値の理解義務」があるので、フランス語が全く分からない人は、フランス語と共和国の基本的価値理解などの、道徳市民教育の履修義務があるらしいので。
本はしばらく店内に置いておくので、興味のある方はどうぞ!
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